たくさん食べても痩せる?私がケトジェニック(ケトン体)ダイエットをオススメする理由 7/27更新
ケトジェニックダイエットの仕組みについて"簡単"に説明させて頂きます。
ケトジェニックダイエットってなに?
私たちは通常、糖質をエネルギーとして利用し、脳や身体を動かしています。
なので、炭水化物である米やパンを主食として摂取しています。
炭水化物を摂取すると血糖値が上がり、使い切れなかったエネルギーを脂肪に変換してしまいます。
つまり、炭水化物を摂取しなければ太らないということです。
この法則を利用したのがケトジェニックダイエットです。
ケトジェニック(ケトン体)ってなに?
炭水化物を摂取しないということは、糖質がゼロということです。
脳や身体を動かすエネルギーが無くなってしまうのではないかと心配ですが、安心してください。
人間は摂取した脂質や体脂肪を分解して、ケトン体を作ります。
そのケトン体をエネルギーとして燃焼し、脳や身体を動かすことができるのです。
石器時代を思い浮かべて欲しいのですが、私たちの祖先は狩りを行い、肉を食べていました。
肉のタンパク質と、脂質をメインに摂取していたのです。
そして狩りの合間には、木の実や果物を食べていました。
木の美である「アーモンド」や「クルミ」には、炭水化物と脂質が多く含まれていますね。(果物に含まれる果糖は糖質です)
つまり、狩りを成功する時期は「肉食」をメインとし、脂質をケトン体に変換し、エネルギーとしています。
狩りがうまくいかない時期は「木の実」や「果物」を食べて、糖質をエネルギーとし、身体に脂肪を蓄える。
この様に、本来は「ケトン体」こそがメインのエネルギー源であり、
炭水化物などの糖質こそが「第二のエネルギー」なのです。
現代ではスーパーやコンビニで簡単に肉が手に入りますよね。
食べ物が無くなる事はありませんので、身体に脂肪を蓄える必要もありません。
つまり「ケトン体」を常にエネルギーとして使用していれば、
身体の余分な脂肪は減り、摂取した脂質も体脂肪になることがないと言うことです。
石器時代をイメージして考える
世の中にはたくさんの間違ったダイエット方法が溢れていますし、
何を信用して良いのか分からなくなりますよね。
そんな時は「石器時代」はどうだったか?で考えてみてください。
私たちの身体は石器時代の環境で生き残れる様にプログラムされているのです。
例えばウエイトトレーニングをすると、なぜ筋肉が大きくなるのか?
私たちはウエイトを"ただの重り"だと認識していますが、身体はそうでありません。
持つのがギリギリの重さを扱うという状況は、生きるか死ぬかの狩りをしていると身体は認識しているのです。
より重いウエイトを扱っていくということは、より強大な獲物を狩るということです。
狩りに負けるということは死ぬことです。
それを防ぐために筋肉が大きくなっていくわけです。
石器時代をイメージし、人間の身体の成り立ちを学ぶことによって、
現代のダイエット戦略が見えてくるのです。
ケトジェニックダイエットのメリット
ケトジェニックダイエットの仕組みは分かってきたと思いますが、
一般的なカロリー計算ダイエットではなく、ケトジェニックダイエットを選ぶのでしょうか。
カロリー計算ダイエットとは、エネルギー保存の法則を利用しています。
1日の摂取したエネルギーが2000kcalで
消費エネルギーが2500kcalの場合ですと
(摂取エネルギー2000kcal)-(消費エネルギー2500kcal)= -500kcal
となり、不足分の500kcalを身体から持ってくるイメージです。
脂肪1kgは約7200kcalと言われていますので、この生活を続けた場合、
14.4日で体重が1kg落ちることになります。
しかしながら、人間の身体は生き残る様に作られていることを忘れてはなりません。
私たちは体重が落ちることを喜んでいますが、身体にとっては"食べ物がなくなっている"という危険信号が点滅している状況なのです。
そのため、低燃費な身体になって消費エネルギーをどんどん減らしていこうと頑張ってしまいます。
つまり「筋肉」を減らしたいのです。
この様にマイナスカロリーの状態のいうものは、筋肉と脂肪を同時に減らすということです。
石器時代をイメージしてください。
燃費の良い身体になっても、狩りをする筋肉まで無くなってしまえば死んでしまいます。
身体は狩りをするのに必要なギリギリの筋肉は残したいと考えています。
これを現代に置き換えると、ウエイトトレーニングに必要な筋肉は残るということです。
マイナスカロリーの状態であれ、ウエイトトレーニングをすることによって、極力筋肉量を落とさずに、脂肪だけ減らすことができるということです。
それでも筋肉は減るのです。
運動せずに食事制限とは、筋肉も脂肪も減らし、
筋肉が減る→消費カロリーが減る→リバウンドする
最悪な選択肢であることがお分かりいただけたでしょうか。
ケトジェニックダイエットを、カロリー計算ダイエットと同じ様に表してみます。
(摂取カロリー2500kcal)-(消費カロリー2500kcal)= -500
こんなイメージでしょうか。
糖質抜きで2500kcalを摂取してもほとんど体脂肪になりません。
ということは、イメージとしては実は2000kcalくらいしか摂取していない感じです。
そして摂取した脂質と体脂肪をエネルギーとするので、
2000kcalを摂取した脂質から、残りの-500kcalを体脂肪から使用します。
一見、カロリー制限ダイエットと変わらないように見えますが、
ケトジェニックダイエットではアンダーカロリー時に体脂肪をエネルギーとして使いやすくなっています。
アンダーカロリーになっていても、実際は体脂肪も使われているので、
筋肉が減りにくいことがメリットです。
(7/27 追記、訂正です。
実際に1ヶ月ほどケトジェニックダイエットを続けた結果、カロリー収支がプラス500kcalくらいになると痩せることは難しいですね。
つまり、痩せるためにはカロリー収支も意識することは必要だということですね。
(多少アンダーカロリーにするくらいがちょうど良さそう)
7/25 ベンチプレス60kg→70kg 更新できました。
ケトジェニックダイエット中でも筋肥大が可能であることが分かります。)
*もちろんウエイトトレーニングは必要です。プラスカロリーでも使っていない筋肉は小さくなっていきます。
筋肉が減らないということは消費カロリーが減りませんので、
カロリー制限ダイエットの様にリバウンドがありません。
筋肉が減ることを一番恐れている私にとっては、素晴らしいダイエット方法ですね。
ケトジェニックダイエットはカロリー計算が不要ですので、
身体が狩りに最適な状態までは脂肪を減らしていきます。
北島達也先生曰く「腹筋がバキバキになるくらい」までは痩せることができます。
*あくまで生物として最適な状態ですので、ボディビルダーの様な体脂肪4 %などの"不健康な状態"にはなりません。その場合、ケトジェニックダイエットに加え、かなり厳しいカロリー制限を加える必要があるそうです。
我々一般人にとっての、カッコイイ身体、キレイな身体に到達するのにもってこいということですね。
ケトジェニックダイエットのデメリット
カロリー制限ダイエットと比べて"お金がかかる"ということです。
先ほどの例をそのまま使用しますと、
カロリー制限ダイエットは2000kcal しか食べないわけですから、
食費は安くすみますね。
ケトジェニックダイエットは糖質抜きで2000kcalも食べるわけですから、
肉と卵をメインに食事した場合、食費は2〜3倍はかかってしまいます。
(7/27追記 導入期の2週間を越えると、だいぶ食費は抑えられます)
とは言え、お腹が空いても食べられないカロリー制限と比べると、
糖質以外ならたくさん食べられるケトジェニックダイエットのメリットは凄まじいですね。
*マイナスカロリーの状態はエネルギー不足でフラフラになりますので、ケトジェニックダイエットは元気に痩せられるメリットもありますし、脂質をたくさん摂取できるので、ホルモンバランスも良く保たれますので、ダイエット中でもお肌が綺麗などの女性に嬉しい効果もありますね。
まとめ
私としましては、食費が上がっても大丈夫であればケトジェニックダイエットがオススメです。
金銭的に苦しい方は、カロリー制限ダイエットをオススメします。
とは言え、身体は資本ですので、自分の身体には投資してあげても良いのではないでしょうか。
ケトジェニックダイエットの詳しい実践方法については、違う記事で紹介させていただきます。
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